西方寺の里より鷲巣岳を望む

南方より鷲巣岳を望む

鷲巣岳(わしのすだけ) 
標高436メートル 山頂には鳥居があり行者岳とも言われ聖域でした。竹田津町の時代は町民に大変親しまれていた山でした。神仏分離以前は清浄光寺の所管であったようで鳥居には別當清浄光寺現住法印澄巖の銘文があります。

山頂から姫島や五辻不動岩などを眺めることができますが樹木が大きくなり以前のような景観でないのが残念でなりません。山頂からさらに南に移動すれば江戸時代に造立された弘法大師石像や大きな石祀に役行者・蔵王権現・不動明王がお祀りされていますさらに南に移動すれば大きな石を背に南向きに風天社が祀られています。この風天社より南は女性が行けば西方寺に大風が吹くと云われ女人禁制の場所でありました。南端の崖上は絶景ポイントで両子山、千灯岳、ハジカミ山、猪群山、屋山などの国東半島の山々の眺望が広がっています。天気のいい日であれば由布岳や鶴見岳も見通せます。


山頂の南方は太郎天岩屋、大不動岩屋、小不動岩屋などが在り千燈寺の西不動と呼ばれ修験の場でもありました。

鷲巣岳山頂の鳥居 別當清浄光寺現住法印澄巖
向かって右より行者菩薩・蔵王権現?・不動明王
大石を背に南向きに風天社
鷲巣岳南端より 正面は太郎天岩屋その向こうには黒木山・ハジカミ山

鷲巣岳への登山は車を利用し登山口までゆけば容易に登れます。広葉樹が大きくなっているため尾根の登山道は夏でも草はなく森林浴気分で歩くことができます。又秋には落ち葉の絨毯も見応えあります。下記は登山口までの案内です。

豊後高田市の香々地から国道213号の新竹田津トンネルを超え直線道路を下ると右側に大光禅寺の看板が見える。看板の手前を右折し、竹田津川を渡りまた右折する。グループホームあじさいの看板のある三叉路を左折し、上る。丘のピークには鷲巣岳登山口の看板があるので右折する。ここを起点として3.5㎞走ると開けた場所に駐車スペースがある。

鷲巣岳登山口
駐車スペースから2~30メートル先が登山口です
尾根を道なりに30~40分で頂上です



駐車スペース 前方がひらけている
起点から3.5㎞
本宮遺跡
起点から1.6㎞
左:あじさいへ 右:鷲巣岳山口へ
起点 0㎞
グループホームあじさい入口
左折して丘の上が起点です
大光禅寺の看板