一の鳥居(六所宮鳥居)

扁額は 六所宮
柱の銘文は 風鳴雲外鐘 鶴宿千年松
かぜはなるうんがいのかね つるはやどるせんねんのまつ
風は遥か遠くへ鐘の音を届け 鶴は千年の老松に宿る。
鐘の音は平穏を鶴と松は長寿を表す。中国唐代の詩ですが自己流読みと解釈をしてみました。鳥居ですがお寺の雰囲気があり好きな鳥居です。
安政五年二月建立 別當清浄光寺現住法印澄巖 

二の鳥居(山神社鳥居)

扁額は 山神宮
柱の銘文は 奉寄進華表 右意趣者 天長地久国土泰平社介威光増益
      寛保三癸亥天三月吉祥日 代官 原田作兵衛 当山現住了盛 

三の鳥居(大権現鳥居)

扁額は 大権現
銘文は 養老遺光其止于此・・老を養へば、遺光 其れ此に止まる
    有誠罔不明徳恤祀・・誠有れば、徳を明め祀を恤しまざる罔し(田本正弘先生)
建立は安政二年乙卯仲秋  当山現住法印圓乗院澄巖 里正 竹田津忠平惟寿

鷲巣岳 鳥居

鷲巣岳鳥居
扁額は 役行者 蔵王権現 不動明王 風天社(蔵王権現は以前には愛染明王であった)
銘文は 深浅不撓千江月  高低寧分萬国春
鷲巣岳山頂には四柱の神様が祀られており、鳥居には慶応四年四月建立、別當清浄光寺現住法印澄巖とあり鷲巣岳が清浄光寺の管轄だったようです。